先週のことなんですが、
生まれて初めて水道を止められたんですよ。
なんか以前の水道料金が払われていなかったとかで、催促のハガキは来ていたんですが、
「直近の分を払ってるんだからええやろ」
と思ってシカトしてたんですね。
払われていると思っていて。
そんな感じだったんですが、今年に入ったくらいからピンク色の手紙が来ていて、
「もし支払いが完了しない場合には給水を停止します」
みたいな内容だったんですね。
でもまぁ直近の分は払っていたんで、入れ違いで送られてきたのかなくらいに考えていたんですよ。
ひねっても出てこない蛇口はなかなか味がある
そんな中で3日前くらいに家に帰ってきて、うがいをしようと洗面所の蛇口をひねったところ、
ポタッ
と2,3滴蛇口の配管に残っていたような水滴が落ちてくるだけだったんですね。
一瞬で、
「キタ」
と思いました。
試しに台所の蛇口もひねってみたところ、同じように「ポチャっ」と数滴出てきて、止まりました。
あの、いくらひねっても水が出てこない蛇口ほど滑稽なものは無かったですね。
こうなると一番困るのって、どこかわかりますか?
はい。
「トイレ」ですね。
異変に気づいてからトイレの「大」のレバーをひねってみたところ、
ジャーーッ
と一回分の水は出てきました。
しかし、それはタンクの中に溜まっていた水だけだったようで、それ以降レバーをひねっても
「バコッ」
という音がするだけで、全然水が流れなくなりました。
郵便受けを見てみると1通のハガキが来ていて、給水を再開するための手順が書いてありました。
給水再開はいつか?
こうなってしまうと意外に一番困ったのはトイレの水が出ないことでした。
単純にトイレをした時に流せないわけですから、もうトイレが出来なくなります。
シャワーなども入れないですから、ジョギングにも行けなくなりますし、顔を洗ってスッキリとさせる事もできません。
一刻も早く復旧させようと思いその復旧の手順書をチェックしてみます。
どうやら管轄の水道局にハガキを持って行き、その場で料金の支払いをしないといけないらしく、もう銀行振込とかは受け付けていませんでした。
そしてその窓口の営業時間が夕方の5時までとかだったのですが、
その時は既に夜の7時。。。
残念ながらその日での復旧は叶わず、翌日にすぐに復旧させることにしました。
その日はトイレも使えず、お皿も洗えず、シャワーにも入れませんでした。
最寄りの水道局の窓口へ!
次の日には午前中の用事を済ませた後、すぐに最寄りの管轄の水道局に向かいました。
幸い自転車で15分位の距離のところにありましたので、すぐに行くことが出来ました。
これが田舎で水道局が山の中とかだったらめちゃくちゃしんどいだろうと感じました。
そんな思いで水道局に向かったのが午後1時くらい。
記憶にあるかぎり初めて「水道局」というところに行ったのですが、かなーり静かでした。
料金の支払いの場所は「経営課」というところのオフィスの一番入り口のところに窓口があり、
そこからはオフィスで働く水道局の方たちが、一望できる場所でした。
これは逆に言えば職員の方たちから見れば、僕のことを一望できるわけで、
こんなところに一般人がお金を持って来るというのは、
「十中八九、料金の滞納で支払いに来たのだな」
とひと目で判断がつくというわけです。
そんなこともあったので、私はどうしようもない辱めを受けた事にもなります。
料金を払う時には出来るだけ小物に見られないように堂々と接していたものの、料金を払い終えた後は一刻も早くその場から逃げ出したい一心で、そそくさとその場を後にしました。
復旧は支払い後1,2時間で!
今回驚いたのが、水道代を支払った後には復旧は意外と早かったということです。
やはり水道が停まっている状況を復旧させるためには、まる1日くらい掛かるものなんじゃないかなと思っていたのですが、
今回支払い窓口で料金の支払いを済ませた時に、
「1,2時間後にはご自宅にいらっしゃいますか?」
と声を掛けられました。
なんと料金を払った後には1,2時間で作業員が
バルブを開きに来てくれるらしいのです。
やはり水道は大事なライフラインのひとつ。
停まった人の事を考えてすぐに復旧させてくれる
ということなのでしょうか。
自宅で待っているとちょうど2時間くらいしてから
作業員の方がいらっしゃました。
「水道の栓を開きに伺いました〜」
物腰の優しそうなおじさまで、心なしか
小声で対応してくださいました。
多分ですが、周りの方に配慮をして少し
小声で話されたんだと思います。
それだけ水道を停められたって本来インパクトの
あることなのでしょう。
作業員のおじさんが栓を開けに行かれてから
ものの30秒もしない内に、
トイレがいきなり、
「じゃーーーーーーー!」
と言い始め、中のタンクにどんどん水が入って行く
音が聞こえてきました。
程無くして作業員の方が上がってこられて、
「一応栓の方を空けときましたが、確認していただけますか?」
と言われ、蛇口をひねるときちんと水が
出てきました。
最後に作業員の方に
「それでは今後料金の方お願いしますね(*^^*)」
と言われ、ちょっと襟を正された気持ちに。
今回私のだらしなさで水道を止められるという
なかなか無い経験をさせていただきましたが、
・最寄りの水道局に行かないといけないというペナルティ
・あの水道局のオフィスで皆の前で支払いをするという恥ずかしさ。
・支払い後はかなり迅速に再開させてくれるというそのプロ意識
ここに非常に学ぶことがありました。
私は今後水道を止められることは無いでしょうが、
「水道」というライフラインの影にこれだけ多くの
人の支えがあるということを受け止め、
感謝しながら使っていきたいと思いますね。
水道局の皆さん、ありがとーーーーー!
実はこの話には続きが・・・
ここまで僕が水道を止められた時の話をしました。
2ヶ月で2000円ほどの水道代を払えない状況って一体どんな状況だって我ながら思いますが、当時はそれだけ金銭的に困窮していて、水道代の支払いを後回しにしていたのだと思います。本当はライフラインの一番大事なものなんですけどね苦笑
ただ、実はこの話はもう3年近く前の話になります。
今はというと、今年の1月に会社を設立し、年間の売上も2000万以上を稼ぐ経営者となりました。日本のみならず世界中を飛び回り、好きな時に好きな場所で好きな人と仕事を出来る非常に楽しい日々を過ごしています。
なぜたったの3年で水道が止まるほどの貧乏だった人間が大きく人生を変えることができたのか、知りたくありませんか?
その秘密をこちらから受け取れます。